China Airlines(CAL)は4月15日、台湾から米Miami国際空港へ国産気象衛星“Formosat-7”をB747-400Fで輸送した(写真)。18日にCALが発表した。
台湾の宇宙開発機関である国家太空中心(National Space Organization)が米国と共同開発した衛星で、打ち上げのためMiami空港からケネディ宇宙センターに輸送される。
CALはFormosat-1以来、20年にわたって自国の人工衛星の輸送キャリアに起用されており、今回で5回目の指名となった。
Formosat-7は電波による気象観測衛星として、Formosat-3の後継となる衛星で、天気予報/気象観測/宇宙気象の監視などを、より高度なレベルで実施する。
衛星本体と周辺部品を合わせて15トン以上の貨物は、9パレットに積みつけられた。そのうえで乱流を避けるフライトプランを立案し、荷積み/荷下ろし時の振動を最小限に抑える衝撃吸収パディングを用い、温度を20℃に維持管理するなど、細心の注意のもとで輸送された。
