Kuehne+Nagel(K+N)は7月4日、オーストリアのVienna国際空港と同空港が新たに開設したVienna Pharma Handling Center(VPHC)の利用について、優先使用できるパートナーシップ契約を結んだと発表した。
VPHCは昨18年12月に開業した延床面積1600m2の施設で、医薬品をはじめ温度管理が必要な貨物を取り扱う。15〜25℃の定温区域のほか、2〜8℃の温度帯の保管区域(153m2)を備えている。
駐機場から近く、ランプサイドに面しているため、貨物を迅速に搭降載することが可能で、定温貨物のダメージを防ぐことができる。
K+NではVPHCの利用により、同空港に到着した医薬品は周辺23ヵ国へ1日半で、15ヵ国へは1日以内に配送できるとしている。