国土交通省は7月16日、新千歳空港の発着枠を2020年春から、現行の1時間あたり最大42回から50回に拡大することを決定したと発表した。石井啓一国交相が同日の閣議後の記者会見で表明した。
石井大臣は新千歳空港について、「2018年3月からの発着回数拡大の効果、インバウンドの増加によって利用者数が増加しており、速報値によれば2019年度の着陸回数、乗降客数ともに過去最高を記録した」としたうえで、「今後ますますの増加が見込まれる航空需要の取り込みを図っていくことが非常に重要だ」とコメントしている。
現在1時間42回の発着枠を巡っては、安倍晋三首相が7月15日の札幌市内での街頭演説で2割増やすと表明していた。