ANAホールディングスは7月30日、2020年3月期第1四半期(2019年4月1日〜6月30日)の連結決算を発表した。
売上高は5005億円(前年同期比3.2%増)、営業損益は161億円(同19.4%減)、経常損益は170億円(同12.3%減)。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、税金費用が前年同期に比べて増加したことから114億円(同29.1%減)に減少した。
国際貨物事業では、貨物収入が261億円(同18.3%減)、輸送重量21万3524トン(同13.2%減)、貨物トンキロ10億3413万トンキロ(同8.9%減)となった。
国際線貨物では、米中貿易摩擦をはじめとする経済の減速を受け、日本発・中国向けおよび北米向けの需要は減退した。海外発においても、前期に引き続きエアラインチャーターを活用し、北米発のアメリカンチェリーを輸送する等、需要の取り込みに努めたが、中国発の取扱量が減少したことなどから、全体の輸送重量・収入ともに前年同期を下回ったとしている。