三菱倉庫は8月20日、医薬品卸売のメディパルホールディングスと業務提携契約を締結した。
同時にメディパルは三菱倉庫の医薬品専門運送子会社であるDPネットワークへ出資し、両社は医薬品流通に関する最新・最適なプラットフォームの構築を目的とした協業を行う。
近年、医薬品物流では出荷から医療施設に届くまでの仕入れ/保管/供給などの管理が保証されることが求められている。特に温度管理に関してはすべての過程で変動状況を常時モニタリングするなど、品質を担保する必要があり、そのための仕組みを構築することが課題となっている。
そうした状況下で、製薬企業から医薬品卸までの流通を担う三菱倉庫と、医療機関への流通を担うメディパルが、それぞれ保有する技術やノウハウを共有することにより、高品質かつ効率的なサプライチェーンの実現を目的に提携した。