UPSのベンチャーキャピタル部門であるUPS Venturesは8月13日、トラックの自動運転技術の開発企業であるTuSimpleに投資した。
両社は協力してアリゾナ州のPhoenixとTucson間でトレーラの自律運転試験を行い、自動運転トレーラがUPSの陸送ネットワークのサービス効率を改善できるか検証している。
この協働プロジェクトでは、UPSのサービスネットワークへのレベル4(L4)の自動運転トレーラの導入を目標にしている。L4では車載コンピューターが運転を完全に制御できるが、現行法ではL4の自動運転であっても、車両にはドライバーの搭乗が義務づけられている。
TuSimpleとUPSは、トラックが自律的に移動した距離と時間、安全性と輸送時間などのデータを収集している。
TuSimpleでは車軸が3軸以上の大型トレーラの自律運転を目指しており、実現すればトレーラ輸送のコストを30%削減できるとしている。