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SATS:TUM CREATEとAI搭載の荷役システム商用化へ
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SATS:TUM CREATEとAI搭載の荷役システム商用化へ

 シンガポールChangi空港のグランドハンドリング会社SATSとTUM CREATEは、貨物ハンドリングをデジタル化する世界初のAI(人工知能)を搭載した航空貨物自動荷役ロボット“SPEEDCARGO”の商用化を目指す。SATSが8月20日した。

 SPEEDCARGOは、受託貨物の情報取得やULDの積み付けプランの最適化、貨物の荷役作業を自動化するシステムで、“Cargo Eye”、“Cargo Mind”、“Cargo Arm”の3つのプロダクトで構成される。

 Cargo Eyeが3Dカメラを使用して貨物のジオメトリと画像を分析し、詳細で正確な貨物情報をリアルタイムで取得する。その後、Cargo Mindが最適なULD積み付けプランを生成して、Cargo Armが貨物の積み付け作業を行うもの。Cargo Eyeの実証実験中、受託貨物の寸法感知精度は99.99%に達したとしている。

 SATSのAlex Hungate社長兼CEOは「この技術をシンガポールで導入することは、サービス強化や運用効率を向上するための幅広いイノベーションプログラムの一部だ。当社のクラウドベースの貨物ターミナル管理システムである“COSYS+”と併用することで、リアルタイムの貨物の可視性が高まる」とコメントしている。

Last Updated : 2019/08/23