DSV Panalpinaはこのほど、香港からオーストリアのLinzへ自律型の空飛ぶ車両(autonomous aerial vehicle=AAV、写真)を輸送した。
都市部で人や物を効率的に運ぶために、空中を移動する車両AAVとして、オーストリアの航空宇宙グループFACCと中国のテクノロジー企業EHangが共同開発したプロトタイプの機材を、DSV Panalpinaが航空輸送したもの。通関やラストマイル配送も担当した。
AAVは充電時間が短い高性能バッテリーで飛行し、EHangでは1人乗りと2人乗りのモデルを製作している。自重は300〜360kg、最大積載量は440〜620kgで、最大速度は時速130kmに達する。
高性能コンピュータとビッグデータを組み合わせることで、都市部で低空域の短距離輸送が可能となる。
FACCでは2020年末までに、計300機のAAVの生産を計画している。
