ANAホールディングス(ANA HD)は、エアロセンス(株)/国立研究開発法人国立国際医療研究センター(以下、NCGM)と協働して、アフリカ南部ザンビアで医療品のドローン配送事業を2020年1月〜21年6月の期間に実施すると8月29日に発表した。
ザンビアの地上交通インフラが脆弱な地域において、中央病院・郡病院〜農村部のヘルスセンター間などで、ドローン(写真)による血液検体等の輸送を行うもの。ドローン物流を活用することで、検体回収から診断、治療も含めた保健医療サービス全体の所要期間の短縮や、輸送品質の向上による検査品質の向上を図る。
各者の役割は、ANAHD:業務全体の統括、ドローン運用手順の確立と現地適用、現地人材への運用ノウハウ移転、事業計画の策定、カウンターパート連携(民間航空局など)/エアロセンス:ドローン運用準備・試運転、機体の改良検討、運用・技術指導支援/NCGM:保健医療分野の助言・支援、カウンターパート連携(保健省)、現地パートナー等との連携支援、としている。
