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JAL:フライトログ・整備記録の電子化システムを導入
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JAL:フライトログ・整備記録の電子化システムを導入

 日本航空(JAL)は8月29日、フライトログ(搭載用航空日誌)やキャビンログ、整備記録などを電子的に記録・保管するシステムの導入について、日本で初めて国土交通省から認可を受け、同社A350で8月10日から利用開始していると発表した。画像は電子フライトログ画面のサンプル。

 従来、これらは紙の書類であったため、記載内容をシステムに保存する際にはデータを手入力する作業が発生していた。

 今回導入した電子化システムでは、航空機に搭載されたiPadや整備士が携帯するiPhone内のアプリからタッチ操作で入力を行うことにより、誰がどのような作業を行ったのかが確実に記録されるとともに、複数のシステムとデータ連携を行うことで作業性・生産性の向上が図られるとしている。

 また、入力内容はどこでもタイムリーに確認ができることから、不具合への事前準備を行えることとなり、運航定時性の向上も実現する。

 JALが導入したシステムはUltramain Systems社のULTRAMAIN ELB™ version 2およびMobile Mechanic™をベースに、日本アイ・ビー・エム(株)と(株)JALインフォテック/(株)JALエンジニアリングが共同開発したもの。クラウド上へ安全にデータを格納するサービスとして、GE Aviation社のAirvault™が採用されている。

Last Updated : 2019/09/02