ANAホールディングス(ANAHD)と長崎県五島市は、自律制御システム研究所(以下、ACSL)、NTTドコモ、プロダクションナップ(以下、NAP)と協力して、五島市の有人島間にドローン(写真)を用いた物流網を構築し、二次離島(本土への直接航路がない)地域住民の生活利便性を向上することを目指したドローンによる物流の実証を行う。
今後、五島市無人物流協議会(仮称)を設立し、地域住民/域内の小売業者/医療事業者などと連携体制を構築して、今年度内に合計20日間の実証実験を行う。
五島市は、内閣府地方創生推進交付金事業 令和元年度ドローンi-Landプロジェクト 離島間無人物流実証事業の委託事業者として、ANAHDを採択している。
■実証実験の概要
期間:第1期検証…9月25日(水)〜10月4日(金)を予定
第2期検証…2020年1月頃に10日間を予定
飛行区間:福江島〜黄島および赤島
運搬物:生活用品、食品、医薬品等を予定
■各社の主な役割
ANAHD:ドローンの運航管理 (本事業の受託事業者)、協議会事務局
ACSL:機体の提供および運航サポート
ドコモ:ドローンの上空飛行にかかわるLTEネットワークの提供、およびdocomo sky™
(ドコモ スカイ)の運航支援基盤による上空の電波状況を考慮した運航計画の策定支援
NAP:運航サポート
五島市:本事業の発注者。検証対象となる地域および関係者との調整など
