空港グランド・ハンドリング業者のWorldwide Flight Services(WFS)は8月29日、ParisのCharles-de-Gaulle空港(CDG)で1000万ユーロ(約11億6000万円)を投じて建設した医薬品専用施設(写真)が、9月に開業すると発表した。
同空港で唯一、グランド・ハンドリング業者が運営する医薬品専用施設で、WFSとしてはCopenhagen/Johannesburg/Miamiに続く4ヵ所目の専用施設となる。
医薬品物流の国際規格であるGDPに準拠したハンドリングを提供し、CEIV Pharma認証も取得することにしている。
同施設はCDG空港の貨物地域の中心に位置し、2400m2のスペースには温度管理された医薬品の積み込み/積み降ろしのための専用ドックと操作エリアがある。
温度管理エリアには、+15〜+25℃/+2〜+8℃/-20℃以下の3温度帯の保管室が整備されている。
また、最新の倉庫管理システム(WMS)を導入し、バーコードのスキャ二ングにより、リアルタイムでストレージ容量の監視と管理を行う。
