Korean Air(KAL)は9月19日、ハイブリッド・ドローン生産システム構築のための覚書(MOU)を、関連企業と締結したと発表した。
このハイブリッド・ドローン(写真)は、内燃機関とバッテリーを組み合わせたハイブリッド・エンジンを搭載し、2時間以上の滞空が可能。
主な通信チャネルであるLTE帯域と補助チャネルISM(Industrial Scientific Medical、2.4Ghz)帯域の両周波数を利用することで、可視圏の手動操縦機能だけでなく、非可視圏での自動飛行ができる。また、通信・エンジン停止などの緊急時にも安全な場所へ自動着陸ができ、広域監視、緊急輸送なども可能なため、今後、様々な分野での活用が期待されているという。
今回のMOUは、KALが独自に開発したハイブリッド・ドローンをOEM(相手先ブランドによる生産)方式で製造するために、提携企業の製品化に必要な技術支援を行う内容となっている。KALはMOU締結を機に、関連企業の技術開発、雇用創出などを行い、4次産業で注目されているドローン業界全体の発展に貢献するとしている。
