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Korean Air:Asiana統合をEU公取委が承認
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Korean Air:Asiana統合をEU公取委が承認

 Korean Air(KAL)は2月14日、Asiana Airlines(AAR)の買収・統合について、EU公正取引委員会での審査が完了したと発表した。

 KALは2021年1月からEU当局と事前協議を開始し、23年1月に正式申告書を提出、同1月に是正措置案を提出していた。その後、関係者とのヒアリングやマーケットテストを経て今回の審査完了となった。

 最終的にEU当局からの是正措置としては、(1)AAR貨物機事業部門の分離売却、(2)旅客部門における両社の重複4路線(仁川発:Paris線/Rome線/Barcelona線/Frankfurt線)への新規航空会社の参入支援、の2点となった。

 今後、両社はAARの貨物機事業部門の分離売却のため、入札と買収社選定などを行い、買収決定後はEU当局の審査を経て分離売却を進める予定としている。

 また、旅客部門で重複する4路線への新規参入航空会社(Remedy Taker)に韓国籍LCCのT’way Airlines(TWB)が指定されたため、ことし下半期から順次、該当路線に参入できるよう支援していく。

 KALは今回の統合に関して、「審査を得なければならない国(地域)が14ヵ国あり、今回の審査完了が13ヵ国目となる。今後、残る米国との協議を継続する計画」としている。

Last Updated : 2024/02/22