成田国際空港株式会社(NAA)は、車両のゼロカーボン化に向け3月4日から消防車等の空港特殊車両に次世代型バイオ燃料であるリニューアブルディーゼル(RD)を導入すると2月29日に発表した。
空港車両の脱炭素化への取り組みとして、電気自動車や電池自動車などへの更新に加えて、バイオ燃料も活用する。また電気自動車などが販売されない特殊車両については、燃料をRDに変更することでCO2の排出を約90%削減できるとしている(図)。
2023年度は、NAAおよびグループ会社の特殊車両4台への導入を図り、車両への影響確認や供給体制構築に向けた実証実験を行う。24年度以降、空港内の軽油車両全体に拡大し、年間約1万トンのCO2削減をめざす。
