ANAホールディングス(ANA HD)は4月11日、ベンチャーキャピタル大手グローバル・ブレインと共同で、総額80億円のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「AH-GB未来創造投資事業有限責任組合(ANA未来創造ファンド)」を設立した。
同ファンドでは、新規事業の創出や航空非連動事業の強化、航空事業の収益性改善のほか、顧客体験価値の向上が期待できる領域のスタートアップ企業への投資を通じた価値共創を目指す。運用期間は10年間。
具体的な投資対象は、次世代モビリティ関連(エアモビリティ、MaaSプラットフォーム、Universal MaaS、ドローン、宇宙)/顧客基盤活用ビジネス関連(Firtechデータ解析、NFT)/カーボンニュートラル関連(SAF等の燃料、DAC等のネガティブエミッション技術、グリーンエネルギー、カーボンオフセット)/航空サービス・オペレーション関連(ロボティクス、AI、自動運転技術)などとしている。