全日本空輸(ANA)はこのほど、日本国内で初めて航空機地上支援器材(GSE)の代替燃料として、リニューアブルディーゼル(RD)の利用実証を羽田空港で開始したと発表した。
RDは既存の車両や給油施設をそのまま活用でき、軽油の代替燃料としてCO2削減に寄与すると期待されている。ANAは伊藤忠エネクスらとともに、東京都の「バイオ燃料活用における事業化促進支援事業」に採択されており、今回の利用実証はその一環で行うもの。
25年3月末までの事業期間を通じて、RDの安定供給/利用・制度上の課題を検証し、空港におけるオペレーションの脱炭素化の選択肢として将来の本格導入に向けた準備を進めていく。