ANA Cargoは、ことし4月1日に適用開始した「コンテナバリュー運賃」について、7月1日搭載分から新たに対象路線を追加すると、このほど発表した。
このサービスは、国内旅客定期便の昼間帯のベリースペースを有効活用して航空コンテナ単位での輸送を行うもので、物流2024年問題への対応策の選択肢として活用されているという。
コンテナ単位での運賃設定とすることで、トラック1台に満たない荷量も無駄なく輸送ができることや、普及している標準パレットがそのまま1つ納まるLD3コンテナを使用してパレットのまま搭載するシームレスな輸送が行えることが特長。さらに、他社貨物との混載を行わないことで、輸送時の破損や紛失リスクの軽減を図る。
同サービスは当初、羽田発着の新千歳・伊丹・福岡線から開始されていたが今回、同じく羽田発着の熊本/鹿児島/長崎/広島/松山線のほか、那覇発の羽田/伊丹到着線を対象に追加するもの。いずれも、昼間帯のコンテナ搭載が可能な中大型機が運航する便となる。