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成田空港:“新しい成田空港”構想を国へ報告
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成田空港:“新しい成田空港”構想を国へ報告

 成田国際空港株式会社(NAA)は、これまで9回にわたり成田空港の将来像に関して議論してきたが、このほど構想の取りまとめを国土交通省航空局長に報告したと発表した。

 取りまとめでは、成田空港の概況/課題/目指すべき姿との実現に向けた方向性について、「旅客ターミナル」、「貨物施設」、「空港アクセス」、「地域共生・まちづくり」のテーマごとに整理した。

 旅客ターミナルについては、「世界とつながる多様なネットワークを持つ国際ゲートウエーハブ空港を目指し、コンパクトな集約ワンターミナルを整備、使いやすくわかりやすく、乗り継ぎ利便性や空間デザイン、災害・環境に配慮した旅客ターミナルを実現していく」とした。

 貨物施設については、「直送需要とともに三国間の継越需要も取り込み、路線便数ともに多様な航空物流ネットワークを持つ東アジアの貨物ハブ空港を目指す」ための施策として、(1)貨物上屋とフォワーダー施設の一体運用、(2)自動化による効率化、(3)空港隣接地との一体的運用、(4)継越拠点として選ばれる制度面の対応、(5)圏央道から新貨物地区へのアクセス、(6)環境・コストへの配慮、(7)周辺地域と新貨物地区との連携による新たな需要の創出、などが挙げられた。

 なお、旅客施設については、引き続きNAAが中心となって関係者と実務的な調整を進めながら、基本計画に向けた検討を行っていく。

 貨物施設については、自動化の取り組み、空港内の上屋・フォワーダー施設と隣接地との連携など関係者と実務的な調整を進めながら、基本計画に向けた検討を深度化する必要があるとしている。

Last Updated : 2024/07/12