全日本空輸(ANA)は、21年に立ち上げた「SAF Flight Initiative」で、23年9月から荷主企業を対象とした新しいプログラムを開始し、このほど初めて荷主企業として京セラが参画したと発表した。
京セラのプログラム参画は、同社の物流サービスを手がけるフォワーダーの日通および近鉄エクスプレスの協力のもと行われた。
京セラでは、ANAが発行するCO2削減証書を活用して、Scope3のCO2削減が可能となり、環境目標の達成および企業価値や商品の付加価値向上を見込む。
ANAは、「サプライチェーン全体の脱炭素化に向け、企業が果たす責任がますます求められている。SAF Flight Initiativeの提供を通じ、航空貨物輸送とCO2排出量の削減に取り組んでいく」とコメントしている。