TOPページ
ANA:中部空港と資源循環型スキームを構築
 (8/2) 中国東方:中部〜煙台〜太原線の運航を再開
 (8/2) Cathay:SAF利用でDB Schenkerと提携

ANA:中部空港と資源循環型スキームを構築

 全日本空輸(ANA)と中部国際空港は、使用済みの航空貨物用プラスチックフィルムを回収し、中部空港で使用するプラスチック製品に再生することで、プラスチックを廃棄しない空港内資源循環型スキームを共同で構築したと、このほど発表した。

 スキームの確立にあたっては、愛知県が立ち上げたエコ推進プロジェクトメンバーの大和エネルフ/三陽化学/愛知プラスチックス工業と協働を行った。

 航空会社/空港会社/自治体が一体となって、資源の回収から再利用へつなげる初の取り組みとなる。

 スキームの概要は、(1)ANAが貨物を梱包したプラスチックフィルムの付着物を除去し、回収する/(2)大和エネルフが空港から回収し、三陽化学へ搬入する/(3)三陽化学でペレットに再生する/(4)愛知プラスチックスはゴミ袋へ再生化する/(5)中部空港がゴミ袋を購入し、ターミナルビル内でのゴミ箱へ設置する、という流れとなる。

 これにより、年間約20トンのプラスチックゴミが廃棄されることなく、またその一部が空港内で循環することとなる。

Last Updated : 2024/08/02