近鉄エクスプレス(KWE)はこのほど、東京都が実施する「企業のScope3対応に向けた航空貨物輸送でのSAF活用促進事業」の助成対象事業者に選定されたと発表した。
東京都は今年度予算で、都内企業の脱炭素化支援を目的としてSAF(持続可能な航空燃料)を利用した航空貨物輸送に対する助成事業を開始、対象事業者となる貨物代理店(フォワーダー)を公募していた。
KWEが採択を受けた今回の事業は、KWE顧客の荷主企業が羽田・成田発着の航空貨物輸送においてSAFの環境価値を購入・利用し、KWE発行のCO2排出削減証書(第三者機関認証済み)を受領する事を前提に、通常の貨物輸送費用に追加で発生するSAF環境価値の費用が助成されるもの。
対象となるための条件は、東京都内に本店・支店登記があり、実質的に東京都内で事業を行い、納税している企業であることなど。
中小企業については1社あたり上限を300万円として費用の全額が、大企業については1社あたり上限を1000万円として費用の3分の2がそれぞれ助成される。