日本航空(JAL)グループは7月31日、2025年3月期第1四半期(2024年4月1日〜6月30日)の連結業績を発表した。
グループ連結での売上収益は4240億円(前年同期比11.2%増)となった。費用については、「円安による燃油費の増加や人的資本投下による人件費の増加、その他各種費用を含め前年から15%増加した」とし、その結果EBIT(利払前税引前利益)は221億円(同29.5%減)、親会社の所有者に帰属する純利益は139億円(同39.4%減)となった。
国際線旅客収入は前年度から186億円増加の1661億円となった。単価は今期も前年比1%増と前年同期並みの高水準を維持し、今後も回復傾向にある日本発需要を取り込み、高水準を維持する見込みとしている。国際線貨物収入については、前年同期比11.1%増の293億円となった。ことし2月から貨物専用機の運航を開始し、引き続き旺盛なEC需要を取り込むとともに高付加価値貨物を中心に物量の最大化を図ったとしている。
なお、2025年3月期の連結業績予想については修正は行わず、売上収益1兆9300億円、EBIT1700億円、当期純利益1000億円を見込む。