Cathay Pacific Airways（CPA）の貨物部門Cathay Cargoは、2025年10月から米Anchorage空港の貨物ターミナルの使用において航空貨物インフラサービスを行う米NorthLink Aviationと長期契約を結んだとこのほど発表した。

　今回の契約により同社は、米国向け貨物の通関手続きが可能な貨物ターミナルの使用が可能となった。また、Cathay Cargoは、「最先端の設備を持つ同空港内の航空貨物ターミナルと駐機スポットを使用することが可能となり、Anchorageへの寄港が単に給油にとどまらず貨物面で大きな強みとなる」としている。

　Cathay Cargoは現在、空港当局が提供する駐機スポットを他の航空会社と共用しているため、悪天候による混乱で駐機スポットが閉鎖された場合は迂回やフライトキャンセルの可能性があった。しかし25年10月からNorthLinkから保証された駐機スポットを使用することで、Anchorage空港における冬の悪天候によるスケジュール調整等の混乱を最小限に抑えることができ、スケジュール安定性の強化が図れるとしている。