日本航空(JAL)グループはこのほど、2025年3月期第2四半期(中間期)の連結業績(2024年4月1日〜9月30日)を発表した。
グループ連結での売上収益は9018億円(前年同期比9.9%増)、EBIT(利払前税引前利益)は856億円(同6.1%減)、親会社の所有者に帰属する純利益は498億円(同19.1%減)となった。売上は増収となったが、円安による燃料費の増加や収入に連動する費用増を主要因として営業費用が11.9%増加したことでEBITおよび純利益は減益であった。
国際線旅客収入は前年同期比8.3%増の3405億円で、日本発のビジネス需要が順調に回復し、好調なインバウンド需要を取り込んだことで、前年に引き続き高い単価水準を維持した。また、国際線貨物収入については、前年同期比19.5%増の605億円、輸送重量は同20%増の255億円となった。中国を含むアジア発・米州向け貨物や、医薬品などの高付加価値貨物の獲得を強化し、輸送重量増加と単価向上を図ったとしている。
通期の連結業績予想については、売上収益が1兆9300億円、EBITが1700億円、当期純利益が1000億円で変更はない。