日揮ホールディングスは、コスモ石油、レボインターナショナル、Saffaire Sky Energyの4社が、大阪府吹田市とSAF(持続可能な航空燃料)の原料となる廃食用油の資源化推進を図るため「SAFの普及促進に関する連携と協力に関する協定書」を締結したと、このほど発表した。
この協定に基づいて吹田市は、市庁舎や図書館をはじめとする公共施設15ヵ所で吹田市が回収した廃食用油をSaffaire Sky Energyのプラントへ輸送し、国産SAFの原料として資源化するほか、市立小学校および市立保育園で排出された廃食用油も提供する。
また、家庭内で排出される廃食用油の提供も行うとしており、コスモが運営する市内のガソリンスタンドでの回収も検討する。吹田市が提供する廃食用油はおよそ2万7000リットルを見込んでおり、自治体としてSAF原料に再資源化していく排出量としては全国最大となる見込みとしている。