日本航空(JAL)/Airbus/日本製紙/住友商事/Green Earth Institute(GEI)の5社は、国産木材由来のバイオエタノールを用いたSAF(持続可能な航空燃料)の実現に向け、相互連携を目的とした覚書を締結した。
日本製紙/住友商事/GEIの3社は、ことし2月に木質バイオマスを原料とするバイオエタノールを用いたSAFの実現を目指した取り組みを進めている。今回、JALとAirbusが同プロジェクトに新たに参画し、SAF需給に関わる事業者同士で連携することで国産SAFの普及・拡大を推進していくとしている。
5社は、原料調達・製造などにおける温室効果ガス(GHG)の排出を抑え、低LCA(製品やサービスの環境への影響をその生産から廃棄までの全過程で評価する手法)となるCORSIA(国際航空業界でのGHG排出削減をめざす国際的な取り組み)に適合した国産木材由来バイオエタノールの製造販売を通じて、国産SAFの利活用を軸に循環型低炭素社会の実現を目指す。