ANAグループで、航空周辺事業を主体に多様なビジネスに取り組む全日空商事(ANA商事)は、定温物流事業の新たな展開として、冷凍冷蔵庫販売で国内シェアトップのトプレックと販売契約を締結し、金属製品製造・販売を手掛ける東プレが製造するRKN航空保冷コンテナ(写真)を10月から海外向けに販売する。
このRKN航空保冷コンテナは、国土交通省航空局、米国連邦航空局の航空認証を取得し、外気温35℃において-20℃(冷凍)で24時間、5℃(冷蔵)で45時間もの間、温度を維持できる高い保冷性能を備えている。
また、耐久性が高いことからメンテナンス頻度を減らすことができ、さらに低重心を実現することで安定性が向上、庫内温度を適正に保持することが可能になる。
日本では今般の夏季の猛暑により、輸送時の高い保冷維持能力が求められ、加えて冷凍品・冷凍食品市場の拡大で冷凍(-20℃)食品輸送の需要が増加し、本製品の採用が進んでいる。ANA商事は海外販売を受け、「日本の技術を世界に向けて広めていく」としている。
