日本航空(JAL)は、JR東日本と両社グループで連携した海外輸送トライアルを10月7日〜8日の期間で実施したと、このほど発表した。
今回のトライアルは、JR東日本グループの仙台ターミナルビルが運営する「JRフルーツパーク仙台あらはま」で収穫した梨をJR東日本の列車貨物輸送サービス“はこビュン”とJALの国際航空貨物輸送を組み合わせてシンガポールまで輸送したもので、JR東日本が現地で参加するTHE JAPAN RAIL FAIRでPR・販売を行った。
両サービスを組み合わせ、地産品の新幹線・航空機輸送、および通関手続きを両社で連携し、ワンストップで輸送することにより、迅速かつシームレスな輸送を実現した。トライアルでは、一般的に24時間を超える輸送時間を大幅に短縮し、約19時間で輸送が可能となる。
両社は、新幹線を活用することで、輸送時間の短縮とともに、トラックドライバー不足の解消やCO2排出量削減を目指すモーダルシフトの受け皿として新たな輸送の選択肢を拡大し、持続可能な物流の推進に寄与していくとしている。