成田空港(NAA)は成田空港の脱炭素化に向け、GSE(航空機地上支援機材車両)を充電するための充電インフラを整備すると、このほど発表した。
同社は成田空港の脱炭素化に向けた取り組みの一環として、空港内車両の脱炭素化(電動化)を推進するために、空港関連事業者が所有するGSEに充電可能な、大規模充電インフラ(10ヵ所、70基程度)の整備・設計に着手するとしている。
この施設では、急速充電器および普通充電器を併用し、空港関連事業者が共有で使用できるため、効率的な車両の充電を可能とするもの。
空港設置管理者が、同時にGSE100台程度の充電が可能となる充電インフラを整備することは、国内空港で初の試みとなり、航空業界全体の脱炭素化をけん引するモデルケースとなることを目指している。
NAAは、「率先して電動車両充電インフラ設備を整えることで、空港関連事業者の車両電動化の導入を促進し、成田空港での脱炭素化推進を加速していきたい」とコメントしている。