全日本空輸(ANA)と食材宅配サービスを展開するナッシュ(本社:大阪市)は、12月1日からANA国内旅客定期便における、昼間帯の旅客機貨物室(ベリースペース)を活用し、冷凍食品を輸送する取り組みを開始したと、このほど発表した。
これまでANAは専用保冷コンテナを貸与し、商品の積荷から空港までの配送を一貫してナッシュが行うことで、中間工程の積み替えを削減するなど、協働をしてきた。
今回、昼間帯のスペースを有効活用することで、積載効率を上げ、輸送単価を抑えることが可能となったもの。
また、ANAは物流の2024年問題への対応策として、昼間帯便の空きスペースを有効活用する「新モーダルシフト」の推進に取り組んでいる。
両社は連携を一層強化することで、物流問題の解決の一助となるよう貢献していくとしている。