JALグループは、2026年〜2035年度の経営戦略を策定した。持続的な成長を実現するため、従来の5ヵ年の「中期経営計画+ローリングプラン」から、「10年ビジョンと機動的な単年度計画」に転換し、短期的な計画では実現の難しい抜本的な事業変革に取り組むとともに、足元の環境変化に対しては、単年度計画により機動的かつ柔軟に対応していくとした。
外部環境の変化に強く、着実な成長を実現する事業ポートフォリオに変革するために、(1)事業の成長機会を捉える“Growth”、(2)航空インフラとしての持続性を高める“Sustainability”、(3)社会価値を起点に事業領域を拡大する“Social Impact”、の3軸で抜本的な変革に挑戦するとしている。この変革を通じて、30年度にEBIT3000億円、35年度に3500億円規模の高い利益水準を目指すもの。
国際線貨物領域では、旺盛なアジア〜欧州間の貨物需要に対応し、大型貨物機の供給を拡大するとともに、医薬品や半導体製造装置などの高付加価値貨物の輸送を強化することで、収益性の最大化を図るとしている。
またJALグループは、足元の26年3月期の通期連結業績予想においてEBIT2000億円から2050億円に上方修正し、「30年度目標必達に向けた変革の初年度としたい」とコメントしている。