ドイツポストDHLグループと米Fordは8月16日にドイツCologneで、共同開発した最新の宅配用の電気自動車バン“StreetScooter WORK XL” の初号機（＝写真）を発表した。

　Fordが欧州で製造している商用バンであるFord Transitのシャーシをベースに、バッテリー式の駆動装置を搭載し、車体はドイツポストDHLグループ仕様で設計されている。

　2017年中に、ドイツ西部AachenのStreetScooter工場で約150台を生産する。なお、2018年末までには2500台の生産体制に拡大する計画で、既存の電気バン（WORKおよびWORK L）と同様に、第三者への販売も見込んでいる。

　WORK XLは1台あたり、年間約5トンのCO2と1900リットルのディーゼル燃料を節約することが可能。走行距離は80〜200kmで、充電時間は平均3時間とされる。