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郵船ロジ:上海浦東空港内にULD専用の作業場
郵船ロジスティクス(YLK)は8月23日、中国法人のYusen Logistics(China)Co., Ltd.が上海浦東空港内の同社倉庫に同空港内のフォワーダーとして初めて昇降機能付きULD専用のワークステーション(写真)を設置し、7月10日からオペレーションを開始したと発表した。
YLKはこれまでも、同空港内倉庫で航空会社上屋が行うULDからの貨物の取り降ろし作業を自社オペレーションで実施しており、空港到着後、ULDのまま貨物を倉庫に転送し、取り降ろし、仕分け、配送作業にあたっていた。
従来、同作業は脚立を使った高所作業が必要であったため時間を要していたが、昇降機能付きULD専用ワークステーションの設置により、高所作業が不要となったことで、安全性の向上や作業時間の短縮が図れるという。
また、トラックに積載されたULDパレットの取り降ろしスペースやULDから貨物の取り降ろし作業スペースにはそれぞれ安全柵を設置して、トラックやフォークリフトの操作ミスによる貨物ダメージを未然に防止するとともに、倉庫内にローラー付きのプラットフォームを整備したことで作業効率が向上したとしている。
YLKでは、アジア発着の中心地である上海浦東空港で高品質なオペレーションを提供することで、サービス向上を図るとともに、グローバルネットワークを生かしたサプライチェーン・ロジスティクスサービスを提供していく方針だ。

Last Update : 2017/08/24
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