郵船ロジ:シンガポールで自動倉庫システム導入
郵船ロジスティクス(YLK)は9月21日、シンガポール法人のYusen Logistics(Singapore)Pte. Ltd.が同国Tuas地区に増設する大型物流施設の起工式および、同地区の既存倉庫に採用した自動倉庫システム“AutoStore”の導入式典を9月20日に行ったと発表した。
起工式のスピーチで水島社長は、「Tuas地区の物流施設は最新鋭の設備を導入する戦略的物流施設と位置付けており、これらの設備を活用したロジスティクス・サービスを提供することで、お客様のあらゆるニーズにお応えし、シンガポールの持続的な発展に貢献したい」と述べた。
Tuas地区はシンガポール西部に位置し、マレーシアとの連絡橋に隣接していることから物流拠点として至便な立地にあるほか、新港建設が進んでいるためターミナル移転が計画されるなど、今後も高い物流需要が見込まれている。
新施設は敷地面積が約3万3000m2、延床面積が約2万m2の2階建てで、36ヵ所のトラック搬入口、100台以上駐車可能なトラックヤードを完備し、在庫管理や流通加工、検品など各種ロジスティクス・サービスを提供していく。
また、既存倉庫に隣接して建設される予定であるため、2つの倉庫をつなぐ連絡橋を設け、双方に保管する貨物の移動を容易に行える設計になっているという。新施設は2019年春頃の稼動を予定している。
YLKはまた、同地区の既存倉庫に採用した最新鋭の自動倉庫システム“AutoStore”の導入式典も執り行った。
AutoStoreはアパレルや靴、雑貨などの小物アイテムを専用ボックスに収納して、在庫品を保管・管理するもので、専用ボックスを隙間なく並べ、最大16段まで積み上げて格納する構造となっているため、通常ラックによる保管と比べ通路等が削減され、倉庫スペースを大幅に有効活用できるもの。
さらに、入出庫作業を無線制御ロボットによって行うため、スタッフが歩いて商品を探したり格納したりする必要がなく、作業効率の大幅な向上と精度の高い在庫管理が可能になるという。
画像(左)は新施設のイメージ図、写真右は新システム導入式でのYLKの水島健二社長(右から2番目)。
■Yusen Logistics(Singapore)Pte. Ltd. Tuas Warehouse
所在地:No. 30 Tuas Avenue 13, Singapore
