IATA:6月の国際航空貨物のCTKは19年同月比9.9%増
IATA(国際航空運送協会)が7月28日に発表した2021年6月の航空貨物の輸送実績は、CTK(有償トンキロ)が2019年6月比で9.9%増となっている。
IATAでは昨20年が新型コロナウイルスの影響で通常とは異なる状況だったことから、2021年6月の輸送実績をコロナ以前の需要パターンである2019年6月と比較している。
上半期(2021年1〜6月)のCTKは8%増となり、2017年上半期の10.2%増以降では最も好調な上半期実績となった。
地域別CTKはラテンアメリカの19.9%減を除いて、他の地域はすべてプラスとなっており、とくに主要市場の北米が24.0%増で、全体の9.9%増のうち5.9%分の伸びに貢献している。
また、新型コロナの影響よる国際旅客便のベリーキャパ減で、供給キャパの指標であるACTK(有効トンキロ)は19年6月と比べ10.8%減とマイナスで、5月の9.7%減より約1ポイント低下している。
ベリーの容量は2019年6月比で38.9%減となったが、専用貨物機の容量が29.7%増加したことで一部相殺された。
IATAのWillie Walsh事務総長兼CEOは、「世界経済は回復しつつあり、上半期の輸送需要は19年同期比で8.0%増加している。国際旅客需要が回復しないため、多くの航空会社にとって貨物事業は収益のライフラインとなっており、その力強いパフォーマンスは21年上半期も続いている」とコメントしている。
21年6月のCTKとACTK、CLF(ロードファクター)の伸び率、およびCLFは表のとおり(2019年6月比、▲はマイナス)。
CTK ACTK CLF前年比 CLF
アフリカ______ 32.0% ___▲7.0% ___ 14.2% ___ 48.0%
アジア太平洋_____0.9% __ ▲21.6% ___ 15.0% ___ 67.6%
欧州_________6.7% __ ▲15.0% ___ 12.7% ___ 62.6%
ラテンアメリカ__ ▲19.9% __ ▲23.0% ____1.5% ___ 38.1%
中東________ 17.1% ___▲8.9% ___ 12.9% ___ 58.1%
北米________ 24.0% ____3.7% ____7.5% ___ 45.8%
市場総計_______9.9% __ ▲10.8% ___ 10.7% ___ 56.5%