ANA Cargoはこのほど、医薬品航空輸送の独立協会Pharma.Aeroに正会員として加盟した。同協会が9月20日に発表した。

　Pharma.AeroはベルギーBrusselsに本拠を置く非営利団体で、2016年、Brussels空港やMiami空港を中心に結成された。医薬品の取り扱い／保管／航空輸送に関して、CEIV Pharmaを認定した空港コミュニティ間のコラボレーションを促進し、信頼性の高いエンドツーエンドの航空輸送を達成することを目的としている。

　加盟に際してANA Cargoの湯浅大・執行役員は、「当社は2017年に日本の航空会社として初めてCEIV Pharmaの認証を取得した。現在の新型コロナ下で航空輸送は、ワクチン／治療薬／個人防護具（PPE）の輸送などで重要な社会的役割を担っている。Pharma.Aeroに参加することで、医薬品・医療物資の航空輸送をリードする人々から学びかつ協力し、より質の高いサービスを世界に届けたい」とコメントしている。