Air New Zealand（ANZ）は10月12日、NZ政府の国際航空接続維持（MIAC）スキームの5ヵ月延長により、貨物便にVancouver向けを週3便で追加すると発表した。

　NZ政府のMIACスキームが本21年11月1日から来22年3月31日まで延長されたため、南半球のNZでは今夏のピーク時にも、高価値な産品を今回追加したVancouverおよび以遠の市場に航空輸出できる。

　ANZでは、MIACスキームはNZを北米／中国／台湾／日本／韓国／豪州／太平洋諸島などの主要市場に接続する助けとなるもので、これにVancouver向けが追加されるとしている。

　具体的な輸送品目は、NZから英国向けのクリスマス用ラム肉、アジア向けキウイ、日本や豪州向け唐辛子など。

　同社では20年5月にこのスキームが発効して以来、7000便近くを運航し、NZの輸出入貨物を10万トン以上輸送している。