KLM-Royal Dutch Airlines（KLM）は10月19日、2021年冬期（10月31日〜22年3月26日）スケジュールで、Amsterdam発着の162路線を運航すると発表した。内訳は国際線が72路線、欧州域内が90路線。

　国際線の運航キャパは、19年冬期比で約75%まで回復する。国際線では、米国が欧州からの渡航規制を11月8日に緩和することに伴って、多くの米国路線を再開あるいは増便する。Atlanta線はほぼ2倍の週12便に増便、New York・JFK線は週11便、Las Vegas線とMiami線はそれぞれ週3便を運航する。また、夏期に運航を再開したMinneapolis線については、冬期も週3便を継続するとしている。

　一方、渡航制限が続くアジア路線は再開が遅れているが、貨物の輸送需要は依然として高いため、KLMでは冬期も貨物サービスの十分な提供を図る。

　欧州域内路線についてはバカンスとビジネスの両方の需要が急回復していることに対応して、21年冬期スケジュールの就航都市数は19年冬期を上回り、運航キャパは新型コロナ以前の約84%に達する。