郵船ロジスティクス（YLK）は10月28日、同社マレーシア法人のTASCO Berhad傘下のGold Cold Transport Sdn Bhd（以下、GCT社）とGold Cold Integrated Logistics Sdn Bhd（以下、GCIL社）の両社が、医療・医薬品の輸送品質基準であるGDP（Good Distribution Practice）の認証を取得したと発表した。

　また豪州においても、現地法人のYusen Logistics（Australia）Pty. Ltd.が、GDP認証を取得したことを明らかにしている。

　GCT社とGCIL社はマレーシア保健省とNPRA（National Pharmaceutical Regulatory Agency=国家医薬品規制庁）の指針に基づいて、GDP認証を9月21日に取得したことで、医療・医薬品の管理や倉庫・輸送サービスの提供が可能となった。

　TASCO社はコールドチェーンサービス事業を一元管理する子会社を2018年に設立し、GCT社やGCIL社を傘下に置いた運営体制として事業の拡大を図っている。

　また、豪州法人はSydneyとMelbourneの2拠点で航空貨物輸送におけるGDP認証を2月24日に取得した。

　YLKグループは現在、世界24の国と地域、計43拠点にGDP認証・準拠体制を構築している。