Kuehne+Nagel（K+N）は11月9日、顧客に対して貨物ごとに持続可能な航空燃料（SAF）を購入するオプションの提供を開始すると発表した。

　同社の航空貨物の見積もりプラットフォームおよびチャネルにより利用可能で、顧客はオンライン／オフラインどちらの見積もりでも、カーボンニュートラル輸送を選択できることになる。航空ロジスティクスプロバイダーとして、こうしたシステムの提供は同社が初めてという。

　このオプションは使用する航空会社／出発地／目的地に関係なく提供でき、化石ジェット燃料1リットルを1.33リットルのSAFに置き換える。

　これまで、SAFの価格は1リットル当たり、またはCO2トン回避ベースで見積もられていたが、この新しいSAFオプションを使用すると1kg当たりの航空貨物価格に基づいて見積もりを提供する。

　予約確認後、K+Nが利用できる1280万リットルのSAFから、顧客が購入した量のSAFがクレジットされ、顧客はスコープ3（自社による直接的なCO2排出ではない）レポートとして、排出量削減の証明書を受け取る。