IATA:10月の国際航空貨物のCTKは19年同月比9.4%増
IATA(国際航空運送協会)が12月2日に発表した2021年10月の航空貨物の輸送実績は、CTK(有償トンキロ)が2019年10月比で9.4%増となっている。
IATAでは2021年10月の輸送実績をコロナ以前の需要パターンである2019年10月と比較している。
地域別CTKはラテンアメリカの5.8%減を除いて、他地域はすべてプラスとなっており、とくに主要市場の北米が18.6%増と需要の回復ぶりが顕著だ。そのほかの主要市場では、中東が9.4%増、欧州が9.0%増で健闘している。アジア太平洋は3.6%増の低い伸びにとどまった。
また、新型コロナの影響よる国際旅客便のベリーキャパ減で、供給キャパの指標であるACTK(有効トンキロ)は19年10月と比べ7.2%減となっている。需要はコロナ以前を上回っているが、供給はなお低い水準にある。とはいえ、9月の8.9%減と比べると、供給が少しづつ回復していることが分かる。
IATAのWillie Walsh事務総長兼CEOは、「サプライチェーンの混雑・混乱で製造業は迅速な輸送を求めており、航空輸送に有利な状況が続いている。各国の渡航制限が緩和されたことで旅客便のベリーが増加して、供給不足は徐々に解消されてきたが、変異したオミクロン株の出現で再び旅客便が減少に向かえば、貨物スペースの供給不足は現在より深刻になるだろう」とコメントしている。
21年10月のCTKとACTK、CLF(ロードファクター)の伸び率、およびCLFは表のとおり(2019年10月比、▲はマイナス)。
CTK ACTK CLF前年比 CLF
アフリカ______ 25.9% ____6.6% ___ 6.9% ___ 45.0%
アジア太平洋_____3.6% __ ▲15.7% ___12.3% ___66.1%
欧州_________9.0% ___▲7.2% ___ 9.3% ___ 62.6%
ラテンアメリカ___▲5.8% __ ▲22.7% ___ 7.5% ___ 42.1%
中東_________9.4% ___▲8.7% ___ 9.5% ___ 57.2%
北米________ 18.6% ____3.1% ___ 5.9% ___ 44.9%
市場総計_______9.4% ___▲7.2% ___ 8.5% ___ 56.1%
