ANA:第1四半期は増収増益、国際貨物収入は59.7%減
ANAホールディングス(ANA HD)は7月28日、2024年3月期第1四半期(2023年4月1日〜6月30日)の連結決算を発表した。
売上高は前年同期比31.6%増の4610億円、営業損益は前年同期の13億円の赤字から437億円の黒字に転換した。経常利益は同887.5%増の432億円、親会社株主に帰属する四半期純益は同約30倍の306億円と大幅な増収増益となり、第1四半期としては4期ぶりの営業黒字となった。
国際線事業は、全方面で運航規模を拡大したことや訪日旅客数が好調に推移したことに加え、日本発のビジネス需要や北米〜中国間の乗継需要を積極的に取り込み、旅客数は前年の約2.4倍、収入は前年の約2.7倍と、前年同期を上回った。
国際貨物事業では、貨物収入が381億円(前年同期比59.7%減)、輸送重量17万1859トン(同20.4%減)、貨物トンキロ8億6408万トンキロ(同23.3%減)となった。
国際線貨物では、「北米とアジア・中国間の貨物需要の取り込みに努めたものの、半導体・電子機器、自動車関連をはじめとした主要産業のマーケット需要が減退したことなどから、輸送重量・収入ともに前年同期を下回った」としている。
ANA HDの中堀公博CFOは「国際線に関しては水際対策がほぼなくなり自由に行き来できるようになったことが大きく、需要が供給を上回る状態でした。第1四半期については順調なスタートが切れたと思っております。また国際貨物については想定以上に厳しい状態で、残り3四半期、通年の業績予想にある最終的な利益800億円を達成すべく取り組んでいきたい」とコメントしている。
なお、2024年3月期の連結業績予想については修正は行わず、売上高1兆9700億円、営業利益1400億円、経常利益1150億円、当期純利益800億円を見込む。
