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ANA:第1四半期は増収、貨物収入は13%増

 ANAホールディングス(ANA HD)は7月29日、2026年3月期第1四半期(2025年4月1日〜6月30日)の連結決算を発表した。

 売上高は前年同期比6.2%増の5487億円で過去最高を更新した。また、営業利益は同21.2%増の367億円、経常利益は同2.5%減の359億円となった。

 ANA HDは、「人件費や外部委託費などの営業費用が前年より増加しているが、営業利益は増益しており、2023年度に次ぐ過去2番目の高水準であった」とした。国際線事業については、「好調な訪日需要に加え、日本発のレジャー需要やビジネス需要を積極的に取り込み、旅客数は前年比9.6%、収入は8.8%それぞれ増加した」としている。

 また国際貨物事業は、貨物収入が422億円(前年同期比2%減)、輸送重量が17万7000トン(同1.5%増)、貨物トンキロが9億1200万トンキロ(同2.5%増)となった。国際線貨物では、「米国の関税政策により中国発・北米向けの三国間貨物の需要が減退するなか、アジア発・北米向け貨物の取り込み強化などで輸送重量が前年同期を上回った」としている。

 なお、2026年3月期の連結業績予想については修正は行わず、売上高2兆3700億円、営業利益1850億円、経常利益1750億円を見込む。

Last Updated : 2025/08/01
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