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KWE:蘭Schiphol空港の新倉庫が本格稼働
近鉄エクスプレス(KWE)は、ベネルクス現地法人のKintetsu World Express(Benelux)B.V.が、オランダSchiphol国際空港南側の貨物地区に新設した倉庫(写真)が本格稼働したと、このほど発表した。
新倉庫は、ことし4月から段階的に倉庫オペレーションを開始していたが、10月から保税倉庫オペレーションをスタートしたもの。
同倉庫は、Schiphol空港の主要な空港上屋群から至近距離に位置し、航空貨物の取り扱いに適した優れたアクセス性を備える。
また、これまで外部委託していたCFS業務を内製化することでULDの組み立て・解体を自社で実施可能となり、オペレーション品質や柔軟性が向上し、リードタイムの短縮が期待できるとしている。そのほか、医薬品/医療機器/生鮮貨物など高付加価値分野にも注力していく。
新倉庫は、業界最高水準のセキュリティ基準である「TAPA-A」認証の取得を予定しており、同倉庫から15kmのウエストポート地区にある約1500m2の温度管理倉庫も活用することで、品質・セキュリティの両面から顧客需要に対応した環境を整えているとした。
KWEは、「新倉庫の本格稼働は、欧州におけるハブ機能を担う戦略拠点としての体制を一層強化し、顧客への多様な物流ソリューションの提供を可能にする成長戦略の一環となる」とコメントしている。

Last Updated : 2025/10/27
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