登録番号:T5010401014460
JapanPress, Ltd.
 TOP   SHIPPING GAZETTE   テレノート   経営改革   IATA出版物 
 >航空貨物最新ニュース
 次の記事:(11/14) 爆発物検査:厳格化で航空貨物業界の困惑
 前の記事:(11/7) JAL:第2四半期の国際貨物収入は16.9%増に

ANA:第2四半期は増収、貨物収入は2.1%減

 ANAホールディングス(ANA HD)は10月30日、2026年3月期第2四半期(中間期)の連結決算(2025年4月1日〜9月30日)を発表した。

 売上高は前年同期比8.3%増の1兆1904億円で上期として過去最高となった。営業利益は同9.9%減の976億円、経常利益は同15.3%減の951億円、親会社株主に帰属する四半期純益は同5.8%減の760億円となった。

 国際貨物事業では、ANAブランドの貨物収入が869億円(前年同期比2.1%減)、輸送重量36.3万トン(同4.4%増)、貨物トンキロ18.6億トンキロ(同5.3%増)となった。

 国際線貨物は、米国の関税政策の影響で中国発・北米向け三国間貨物の需要が伸び悩む中、アジア発・北米向け貨物の取り込みを強化。輸送重量は前年同期を上回ったが、為替の影響や自動車関連およびeコマース需要の減退などにより、収入は前年同期を下回る結果となったとしている。

 また8月、新たにグループ化した日本貨物航空(NCA)の貨物収入は433億円、輸送重量10.7万トン、貨物トンキロ6.5億トンキロとなった(7月1日以降実績)。

 米国の関税政策の影響で中国発・北米向け三国間貨物の需要減退の影響を受けたが、アジア発・北米向けAIサーバー関連貨物の取り込みを強化したとしている。

 なお、2026年3月期の見通しとしてはNCA連結化や市況影響などを反映し、売上高2兆4800億円(当初計画:2兆3700億円)、営業利益は2000億円(同1850億円)経常利益は1940億円(同1750億円)、親会社株主に帰属する当期純利益は1450億円(同1220億円)にそれぞれ上方修正するとしている。

Last Updated : 2025/11/07
2025 年 11 月分のバックナンバーはこちら 
[AD]
SP-bigbanner
spcover