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JAL:IATAの航空保安管理の国際認証を取得

 日本航空(JAL)は、国際航空運送協会(IATA)の航空保安管理における国際認証において「Operating(レベル2)」を世界で初めて取得した。

 この保安管理認証プログラム(SeMS)は、航空会社/空港/貨物取り扱い施設/地上ハンドリング会社/警備会社などを対象とし、レベル1のSuitable(SeMS手順が初期段階で、基本的な要素が確立され、正式な文書化と一貫した適用に向けた発展が見られるもの)、レベル2のOperating(SeMS手順がマニュアルに完全準拠し、包括的に文書化され、関連するすべての領域で一貫して適用されるもの)、レベル3のEffective(SeMS手順が最高水準に達し、セキュリティリスクを積極的に特定、軽減、管理し、継続的な改善文化を育成するもの)の3段階で評価される。

 従来、航空保安管理は法令に準拠した活動が主だったが、近年新しい手法のテロ行為や紛争地域の上空通過、サイバー攻撃など、航空保安に関わる脅威が多様化・複雑化しているため、これに対応する認証プログラムをIATAが導入したもの。

 同プログラムは航空保安に関わるリスクを事前に特定し、予防策を講じた上で、保安管理を継続的に改善することを目的としている。

 今回JALは、グループ全体で経営の積極的な関与のもと、規程類を整備し、責任を明確化して新たな脅威や各国当局の規定変更に能動的に対応できるリスク管理体制が評価されたほか、「業界で最善の方法を取り入れ、外部・内部監査や保安事例など振り返りを通じて、保安品質を常に向上させていること」も、大きく評価され認証取得のポイントになったとしている。

Last Updated : 2025/04/18
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